ブロックチェーンゲーマーのひとしです
現在、市場規模が急速に成長しているブロックチェーンゲーム市場
日本の上場企業も続々と参入しており、今後さらなる成長が期待されます。
しかしながら下記リンクの企業レポートによると直近では2019年10月頃をピークに取引高・取引量ともに落ち着いてきていることがわかります
2020年4月については総取引額は1億円弱となっています
今までのゲームと何が違うのか?何が画期的なのか?
今回はそんなブロックチェーンゲームの基本的なことについてまとめてみます
目次
ブロックチェーンゲームとは?
主にビットコインなどの仮想通貨に使用されている分散型台帳技術(ブロックチェーン)を使ったゲーム
より広い意味を持ったDapps(Decentralized Applications)と呼ばれることもあります
・ブロックチェーンゲームのなにが画期的なのか?
「ゲームのアイテムやキャラクターそのものが価値を持っている」
これが大きな特徴です
現在、多くのブロックチェーンゲームで使われているのが仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンです
イーサリアムはビットコインに次いで時価総額の大きな仮想通貨です
イーサリアムにはさまざまな機能があり、その機能のうちの1つにERC-721という規格があります
この機能によってイーサリアムのネットワーク上に代替不可能なトークンを作成することができます
これらのトークンは「NFT」と呼ばれています(Non-Fungible Tokenの略)
ブロックチェーンゲームはこのイーサリアムのNFTの機能を使い、ゲーム上のアイテムやキャラクターをトークン化することができるゲームのことをいいます
トークン化されたアイテムはイーサリアムのブロックチェーン上で管理されています
仮想通貨のブロックチェーン上で管理されているということは特定の管理者がいないということです(厳密にいうとトークンは発行主体=特定の管理者はいるにはいます)
このような性質からゲーム運営会社から一定程度独立した存在といえるのです
これが今までのゲームと決定的に異なる点です
「ゲームのアイテムやキャラクターそのものが価値を持っている」
それによって何が今までのゲームと変わってくるのでしょうか?
ブロックチェーンゲームだからできること
①ゲームのアイテムが資産(アセット)になる
日本のソシャゲ(スマホゲーム)ではレアリティの高いアイテムを狙ってガチャなどゲームに課金する文化があります
それに対して
という批判がよくなされます
しかしブロックチェーンゲームのアイテムであればイーサリアムの機能によってトークン化されているため、ただのデータではなくデジタル資産(アセット)となりうるのです
NFTにはそれぞれのゲームから独立したマーケットプレイスが存在し、そこでゲームアイテムの売買が行われています
代表的なマーケットプレイス
・opensea(オープンシー) 規模最大級
・miime(ミーム) 日本語完全対応
これらのマーケットプレイスで売買をするには仮想通貨ウォレット機能のあるブラウザアプリが必要です
デスクトップPCであれば「メタマスク」というブラウザのアドインを導入することでイーサリアムのウォレット機能をブラウザに追加できます
※対応しているブラウザはchrome、firefox、opera
スマホであればウォレット機能付きのブラウザアプリが充実しているのでPCよりもスマホのほうがオススメです
ちなみに僕はTrust Walletというアプリを使っています
世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」の公式ウォレットですので機能性やセキュリティ面で非常に信用ができるアプリです
②ゲームアイテムを別のゲームでも使用可能!
ドラクエで手に入れたロトの剣をFFのキャラに装備させることができる
イメージとしてはこんな感じです
アイテムそのものが独立して価値を持ったことで技術的にこのようなことも可能となりました
まだまだ実例は少なく日本ではトップレベルのユーザー数を誇るブレイブフロンティアヒーローズ・マイクリプトヒーローズ・クリプトスペルズで限られたアセットにのみ実装されているのが現状です
※コンバートと呼ばれています
【#マイクリ × #クリスペ NFTコンバートコラボ】
初のLegendクラスのアセットコンバート!“ディバインドラゴン”のマイクリ 内のスキルが公開されました!
ぜひ本コラボをお楽しみください。
※コンバートは3月5日に可能になる予定です。 pic.twitter.com/2eHcC2LcU9
— My Crypto Heroes(マイクリ)ブロックチェーンゲーム (@mycryptoheroes) March 3, 2020
③ゲームのサービスが終了してもアセットは残る
ブロックチェーンゲームでもこのようなことは起こりえます
今までのソシャゲではサービス終了とともにゲーム内のアイテムも完全に無価値となってしまいます
しかしブロックチェーンゲームのアイテムであればゲームのサービスが終了してもイーサリアムネットワーク上に残り続けます
確かにその通りです
しかし
なんてこともブロックチェーンゲームなら起こりえます
実例は今のところまだないですが・・・
まとめ
ブロックチェーンゲームの特徴についてかなりざっくりと説明しました
いろいろと書きましたが
RMT(リアルマネートレード)が公然と認められたゲームである、といってしまったほうが手っ取り早かったかもしれませんね
1つ注意しておくとブロックチェーンゲームで大儲けはできません
アイテムのプレセールを行ってゲームをリリースせずにトンズラしたり、必ず儲かるといって仮想通貨を騙し取ったりと悪徳な業者はいまだに存在する界隈です
ブロックチェーンゲームを始めようと思っている方はゲーム運営者が本当に信用できるのか注意する必要があります
僕的には儲けるというよりもブロックチェーンという新しい技術が使われているという点が魅力的なのでブロックチェーンゲームをやってます
ひとしでした
それではまた