営業だけはやりたくなかった就活生のぼくが社会に出て10年以上・・・
文系大学卒で複数回の転職経験もありますがなんとか営業職は避けてここまで生きてきました
そんなぼくですが
大学生の時、こうしておけばよかった
就活はこうしてやればよかった
この仕事はこうやればよかった
思い返すとそんな後悔ばかりです
そんなことを最近思うようになったので営業職だけは絶対やりたくないという文系大学生に向けての就活術をまとめてみようと思います
第一回は「業界選び編」
結論から先にいうと「製造業」かつ「できるだけ大きな企業」です
この記事ではなぜ「製造業」の「大企業」が営業だけはやりたくない大学生にオススメなのか?
営業職を回避するうえで有利な点・考慮しておくべきデメリットを比較検討していきます
- 就職活動の軸が定まっていない
- やりたいことはないけどやりたくないこと(営業)は明確
- 就活体験記とかに出てくる人たちすごすぎ(陽キャすぎ)て全然参考にならない!
そんな悩みを持った大学生・就活生のためにより具体的な就職活動方法をまとめていきます
目次
営業はみんなやりたくない?
大手就職支援サイトであるマイナビのある調査によると営業職をやりたいか?やりたくないか?というアンケートで以下のような調査結果が出ているそうです
●やりたくない……88.3%
●やりたい……11.6%
なんと9割の人が営業は嫌だという結果に
そして以下は営業職を実際に辞退・退職した人が内定辞退・退職の理由として挙げたものです
●営業ノルマがきつく、精神的に追い詰められた
●非合理的な体育会系の気合重視の思考で厳しいのが嫌
●人に頭を下げることの連続で自分の意思が尊重されない
●無理やり自社の商品を売り付けて騙すことが目的となっていた
●企画やマーケティング、人事と比べて営業は専門性が低い
●コミュニケーションが苦痛であり対人関係の無い仕事をしたい
はい、これらの理由に共感や不安を感じてしまったあなた!
悪いことはいいません
営業職はやめておいたほうがいいです
三つ子の魂百までです
適正は後天的に変えることはとても難しいです
これらの理由に共感・不安を覚えてしまった人は営業職に適正はないといっていいでしょう
別の道を選んだ方が賢明です
なぜ営業がやりたくないなら「製造業」の「大企業」なのか?
「製造業」は他業種と比較して職種が豊富
製造業ときくと誰でも想像できると思いますが自社で製品を製造して販売するというビジネスモデルです
この自社で製品を製造しているというところがミソなのです
原材料の仕入れや工場設備の管理、生産工程の管理、出荷計画の管理、原価計算・・・
製造業であるがゆえに発生する業務が多数存在しています
当然ながら文系採用でも営業以外のそういった業務を担当する部署に配属されるわけですから営業職になる可能性は他の業界に比べて低いといえます
調達部・生産管理部・原価管理部とさまざまな部署がありますが読者の方々にぜひオススメしたいのが人事部や経理部に配属されてジョブ型雇用人材を目指すというプランです
これについては後日公開の記事にて詳しく解説する予定です
逆に絶対にオススメできないのが金融・証券・不動産・人材派遣業界です
ネット上ではソルジャー採用とまで揶揄されていますよね
大量採用・大量離職が当たり前でキツいノルマを課される営業職が大半を占めています
ぼくがいうまでもないと思いますがかんたんに内定がもらえたからといって安易に入社するのは絶対やめましょう
ソルジャー営業部隊になって潰れていくのがオチです
「大企業」はポストが多い
大企業の場合、組織が大きいので業務は細分化され、同じような領域の業務でも部が分かれていたりすることが多いです
例えば経理部と財務部がある、総務部と人事部があるとか
部署数が多いということはやはり営業以外に配属される可能性が中小企業よりも相対的に高くなりますよね
中小企業の場合は総務・人事・経理が全て「総務部」が担当しているという場合が多いです
そういう組織の場合は新しいポストの空きは生まれにくい
特にバックオフィス系の職種は離職率が低いので新卒入社が入り込む余地は製造業であってもないかもしれません
「製造業」の「大企業」に入社するうえで覚悟しておくべきデメリット
「製造業」のデメリット 【田舎勤務】
都心のオフィス街でスタバのコーヒーを片手にスーツスタイルでスタイリッシュに働く・・・
そんなビジネスマンに憧れている人はあきらめてください
田舎の工場で缶コーヒーを自家用車のドリンクホルダーに差して作業服を着て地味に働くことになります
工場というのは土地の安い田舎にあるものです
大企業であれば規模が大きいですからなおさら
おそらく新卒の大多数は田舎の生産拠点に配属されるでしょう
会社によっては都市部にオフィスをかまえているところもあるでしょうが新卒がそんなところへ配属される可能性は相当低いだろうと思います
さらに覚悟しておくべきは休日に出かけると同僚に会う可能性がすごく高いこと
こんな記事が少し話題になりましたよね
トヨタ自動車で勤務が叶うも、豊田市に耐えられず退職する事例が中々つらい「ご飯、公共交通機関、病院などすべて一生」 – Togetter https://t.co/2fKrWiYqhp.
— 110 (@chinsousui_110) December 19, 2021
利用する施設はいっつも同僚と同じ・・・耐えられますか?
豊田市は極端な例ですがぼくも新卒で入った会社に勤めていたときはスーパーとかでめちゃくちゃ会社の人に会うんすよね・・・
スーパーって町の中に数件しかないから同僚とのエンカウント率がまぁエグいんですよ
さらに田舎は一人一台の車が必須
マジで車がないとなんもできないです
今の若い人は車に興味ない人が多いみたいですが問答無用で車は買うことになるでしょう
特にFIREとか狙ってる人であれば早期の資産形成に自家用車は御法度ですがそれを破ることになります
中古車とかなら費用は多少抑えられますが「車を持つ」というコストが発生することは覚悟しておきましょう
「大企業」のデメリット 【調整ばかりのノースキルプレイヤーになってしまうかも】
ぼくも大学生の頃はそんな風に思っていました
しかし大企業では「業務の細分化」、「ジョブローテーション」といった仕組みがあることで調整業務しかできない人材、最悪「働かないおじさん」になってしまう可能性があります
ビジネス系のニュースサイトとかで「大企業からの転職者は使えない」「働かないおじさん(妖精さん)問題」みたいな記事を読んだことありませんか?
そういった記事のネタになっているのがまさに調整業務ばかりしてきた大企業の人なんでしょうね
とはいえこれは自分自身の心構え次第でどうとでもなるでしょう
大企業に入社できたとしてもそれがゴールだとは決して思わないことが大事です
終身雇用が崩壊し、有名企業でもリストラを敢行するようになり、転職は当たり前になりました
この記事をここまで読んでくれた方、営業がやりたくないということはコミュ力に自信がないという人が多いと思います
そんな人こそ転職市場で評価される人材になるために「武器」が必要になるんです
そんな時代の転換期に社会に出ることになるというのはとても大変だし不安もあると思います
ぼくは人生に失敗してしまいましたがまだ若いあなたならきっと大丈夫
これからコミュ力弱者の戦い方を伝授していきますから
まとめ
- 営業がやりたくないなら狙う業界は「製造業」
- 可能な限り「大企業」を狙おう
- 「田舎に住む」ということのデメリットを理解しよう
- 大企業に入社がゴールではないことを理解しよう
次の記事では「志望動機」と「自己PR」の作り方を紹介する予定です
就職活動するうえでこのふたつは避けては通れません
- 就活の軸が「営業はやりたくない」というだけの人
- サークル・部活に入ってない人
- 大学時代、打ち込んだものが特にないという人
そんな人でも大丈夫です
なぜならぼくがそうだったから
こんなぼくでもトヨタグループに属する某大手企業の書類選考をパスできました
そこは結局面接で落ちましたけどね(笑)
が、しかし別の東証一部上場企業の事務系総合職の内定をゲットすることができました
次の記事ではそんなダメ人間のぼくでも内定ゲットできた「志望動機」と「自己PR」の作り方を伝授します