サラリーマンライフ

社内ニートになってしまったら?元社内ニートがその実態を赤裸々に語る

社内ニートの実態とは?現役社内ニートが語るそのツラさ


ひとしです
元社内ニートです

普通の人
普通の人
社内ニートって仕事もせずに給料もらってるってこと?そんな人いるわけないじゃん

疲れてる人
疲れてる人
こっちは毎日こんなに忙しいのに・・・できることなら代わってもらいたいよ、うらやましいなぁ

こんな声が聞こえてきそうですが本当のことですしツラいといってもなかなか共感してもらえないのもわかります

僕も実際に自分が社内ニートになるまでは同じように思っていました

ひとし
ひとし
社内ニートの実態とツラさについて教えてあげましょう

苦痛①社内に居場所がない

もし、あなたの職場に全く仕事をしない同僚がいたとしたらどのように思いますか?

怒った人
怒った人
ふざけんな!給料泥棒が!


はい、当然そう思うでしょう社内ニート本人も同僚からそんな風に思われているという自覚はあります


サラリーマンであれば1日活動するなかで大半の時間を過ごすことになる「勤務」という時間


その長い時間、同僚からそんな目で見られ続けているという状況は精神的に相当ツラいものがあります

苦痛②時間が経つのが遅い

定時までの8時間がとてつもなく長く感じます

8時間なにもすることなく過ごせと言われてしまったら大半の人は途方に暮れてしまうのではないでしょうか?

ひとし
ひとし
1時間ぐらい経ったかな~(時計チラッ まだ10分!?


毎日こんな感じです

苦痛③自己肯定感がなくなりどんどんネガティブに

とある日常風景・・・

忙しい人
忙しい人
あー忙しい、忙しい

ひとし
ひとし
(・・・・)

忙しい人
忙しい人
あー大変だ、大変だ

ひとし
ひとし
(・・・何やってんだろ、オレ)


所属する組織の中で役割が何もないという状況になると人は自己肯定感を失う
ということが社内ニートになってわかりました


この状況が続くと組織の中だけではなく自分という「個人」そのものの存在意義を見失いかねないとも感じました


ひとし
ひとし
もう自分を必要としてくれる人なんて世界にひとりもいないんだ・・・


こんな感じでどんどん気分が落ち込んでいきました

苦痛④将来への不安がハンパない

ひとし
ひとし
なんの経験も積めないまま歳だけとってる・・・これってやばくない?


今の僕は給料こそもらえていますが全く職務経歴書に書くことができるような実務経験を積めていません


会社の業績が悪化したときに真っ先にリストラ候補となるのはダントツで僕でしょう
だっていてもいなくても業務上はなんの影響もないんですから


いつ肩たたきにあってもおかしくない・・・
これは相当なストレスです


そしていざリストラにあってしまったら求職活動で何もアピールできることがない・・・
常に人生に王手がかかっているような気分です


かんたんに詰みます

なぜ社内ニートになってしまうのか?

①社内ニート本人に問題のあるパターン

正論マン
正論マン
そもそも社内ニートになるなんてよっぽど仕事ができないとか本人に問題があるんじゃないの?


社内ニートになってしまうのはいろいろなパターンがあると思います

著しく能力が不足していたり勤務態度が悪いからと左遷されて閑職に追いやられているような社内ニート本人に問題がある場合も当然あるでしょう


人員削減したいものの日本は解雇規制が強く、かんたんにクビにはできないため閑職(シュレッダー係など)に追いやって自主退職を促すなんてのはよく聞く話ですね

②人員計画について適切に組織統制がとれていないパターン

そのほかに社内ニートが生まれる原因として「経営サイドと現場サイドの意識のギャップ」があります

僕は完全にこのパターンでした


経営者
経営者
この部署も高齢化してきたな・・そろそろ次世代のことを考えて新しい人員を育てないといけないぞ・・・
とりあえず新人を採用して人員補充だ!

ベテラン社員
ベテラン社員
まだまだオレは働けるぞ!オレが全部やるんだから引き継ぎなんか必要ないだろ
退職した後のこと?さあ?残った人たちでなんとかしてよ

中堅社員
中堅社員
この忙しいのに新人教育?そんなヒマあるわけないよ
まったく経営陣は現場のことなんにも知らないんだから・・・
新人君はまぁテキトーに時間潰してて


経営サイドからは今後必要と判断されて補充されたのに現場サイドからは今新人なんか入れても持て余すだけという経営サイドと現場サイドのギャップが起きてしまっています


こんな状況で入社してしまったのが僕というわけです
仕事ができるできないという能力を測られる以前の問題ですね


このような経営サイドと現場サイドのギャップが社内ニートを生み出しているパターンもあるかと思います

③会社の文化によるパターン

正論マン
正論マン
なんかごちゃごちゃ言ってるけど社内ニートがツラいというなら行動すればいいのに・・・
上司に仕事くださいって掛け合うとかさ
指示待ち人間なだけじゃん


このようにごもっともな意見もあるでしょう
全くの正論だと思います


しかしながら入社を歓迎されていないというのが明らかな状況で忙しそうにしている同僚の都合をかえりみず業務の指示を仰ぎにいくというのは相当にメンタルが強くないとできないことです

さらにそのような積極的な行動を起こした結果、総スカンを食らった事例を見てしまったとしたらどうでしょうか?


実は僕のほかにもうひとり同期で入社していたのです
彼も僕と同様社内ニートとなってしまい、非常に戸惑っているようでした


彼は社内ニートであることにしびれを切らし、上長に適切に仕事を振ってくださいと直談判しました


一般的には意欲が高く積極的な姿勢で社会人として評価されるべき行動のはずです

しかしこの会社では全くの逆効果でした


この会社(部署)では

「既存の社員の手がまわらなくなってこぼれてきた仕事を新人が担当していく」

という謎の不文律があったのです


この部署の伝統を破ってしまった同期の方は部署内から総スカン


それが原因かどうかはわからないですが現在は異動となり当初の求人募集内容とは全く違う業務をすることになってしまいました
(忙しそうにしているので少しうらやましい


このように会社や部署内の文化によって一般的な正論が最善の選択でない場合も考えられるのです


社内ニートに甘んじているからといって「怠惰だ!」「積極性が足りない!」と一概に判断してしまうのはいかがなものでしょうか

社内ニートの実態と考察まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました
元社内ニートによる現状の報告と社内ニート発生についての考察でした

まとめると

  • 社内ニートは社内ニートでツラいし悩んでいるよ
  • 社内ニートになるにもいろんな事情が考えられるよ

伝えたかったのは上記の2点です

きっと僕以外の社内ニートの人たちも複雑な事情があるのだと推察します
次回は僕が普段どのようにして勤務時間を過ごしているのかを記事にしようと思います


悩める同士たちの参考に少しでもなってくれれば・・・

ひとしでした
それではまた

ABOUT ME
ひとし
当ブログ発起人の30代の工員 ジョブホッパー&元社内ニートです/中小企業の経理・総務職を転々とし、流れ着いた先は社内ニート/社内ニートに耐えられず工員に/趣味で投資を続けているものの負けっぱなし/高配当株&インデックス投資で現物のみに方針転換/ビットコインFX再開←いまここ